文章問題をひと目見て、
「分かりません」
そう即答する生徒は結構います。
「考えた?」と聞くと
「いえ全く」と素直に返ってきます。
文章問題が苦手な理由は、クイズや計算問題と違い、問題を見たその瞬間に答えが出てこないからなのです。
この遊具が面白そうと思えたら、深く考えずに飛びつく。
それが子供の素の感情だと思います。
文章問題をひと目見て嫌な顔をするのは、才能ということではなくて、普通のことです。
文章問題を得意にするには、
文章問題の解き方に慣れることです。
文章問題の解き方というのは、文章問題に書かれている内容を整理すること、そして整理した内容を計算式にまとめること。
これです。
正解のゴールまで過程をいくつか踏まなくてはいけない。だから苦手だと思う子が多いのです。
しかし、いくつかの過程を踏まえ正解のゴールにたどり着く文章問題の解き方。
何回かやっていくうちに、自然と慣れていきます。
初めのうちは嫌でも何回かするうちに慣れていく。
文章問題とはこのことを教えるのに良い問題でもあるのです。